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Exhibition

Sep. 02 - Oct. 31, 2010 小野隆生  永瀬武志  名知聡子  三輪美津子
「FACES」

長い間人間の様々な顔の表情をとらえ描かれてきたポートレートは、作家たちにとって重要なモチーフです。そうした中で、無機質で無表情にみえる「顔」、強い存在を感じさせる「顔」、何か言いたげな「顔」等を集めました。
 

©Takao ONO                                             

確かな画力とテンペラ画手法による肖像画を一貫して制作している小野隆生さんは、1971年からイタリアに住在し、制作を続けています。国立ローマ美術学校・フィレンツェ美術学校・国立ローマ中央修復研究所絵画科で学びました。1993年に資生堂ギャラリーでの椿会展に参加し、2008年には池田20世紀美術館で初の回顧展「描かれた影の記憶 小野隆生展 イタリアでの活動30年」が開催されました。

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http://www.tokinowasuremono.com/artist-a07-ono/index.html ( ときの忘れもの 内 )


 

©Takeshi Nagase        

永瀬武志さんは、2002年多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻卒業制作にて福沢一郎賞を受賞し、同年、トーキョーワンダーウォールでも入選しています。また、国内外のアートフェアにも出品されています。エアブラシを使用し、髪の毛1本1本まで丁寧に、端々しく描かれる女性からは、まるでリアルな人の温かさが伝わってくるかのようです。

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http://www.yokoifineart.jp/jp/artists/tnagase.html ( Yokoi Fine Art 内 )


 

©Satoko Nachi       Photo by©Norihiro Ueno                                             

名知聡子さんは、現実に起きた出来事から生み出される自身の考察や感情を、大画面に描き出すことによって、彼女の表現を展開しています。そうして描かれた人物の表情からは、誰もが味わったことのある普遍的な感情に改めて気付かされます。2005年に名古屋芸術大学美術学部を卒業し、2008年に東京オペラシティーアートギャラリーでの「プロジェクトN」にて紹介され、2009年には熊本市現代美術館でのグループ展に参加しました。今回は、2010年のVOCA展に出品された、初めて描かれた男の子の作品を展示します。

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http://www.tomiokoyamagallery.com/artists/nachi/ ( 小山登美夫ギャラリー 内 )


 

©Mitsuko Miwa                                             

三輪美津子さんは、1981年に愛知県立芸術大学デザイン学部を卒業し、1995年にVOCA賞を受賞しました。その後、ベルリンとストックホルムにてアーティストレジデンスを経験しました。独特のモチーフと常に新しい表現を模索しつつ制作を続けています。今回の展示では、アンディー・ウォーホル氏の「僕を知りたければ作品の表面だけを見てください。裏側には何もありません。」という一言から描かれた作品を展示します。また、今年の12月から始まる神奈川県立近代美術館葉山館でのグループ展にも出展します。

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http://www.g-ham.com/artists/16j_Miwa.html ( Gallery HAM 内 )


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